働く場所としての地方と東京
こんにちは、今回は先日出席したイベントで聞いた、働く場所として地方と東京についての話が面白かったのでまとめます。基本的にソフトウェアエンジニアとして働く場合の話ですが、それ以外の職種の方も似た部分があるかもしれないので、読んでいただければ幸いです。
一般的に、地方で働くのと東京で働くのとでは、収入や手に入れられるスキルが大きく違います。当然のことながら、お金と人の集まる東京の方が良い収入、スキルを得ることが出来ると言われています。
しかしこれも実は古い常識で、職種によっては当てはまらないところも多くあるのではないでしょうか。個人的に自分の目指す職業であるところのソフトウェアエンジニアにとって、働く場所はネットが繋がっていればどこでも良いのかも知れないと考えていました。
ネットを通して、どこでも同じように情報を収集できる。高度な情報化社会である現代では同じ情報が収集できれば、同じ仕事ができるのではないかと、なので地方と都市では大きな差はないのかも知れないと…
今回のイベントでその考え方は、一部修正しなかればならないと思い至りました。確かに、情報の速さや、正確さにおいて地方と東京都では大きく差は無くなったかもしれません。しかし、情報の熱量という点において、地方と東京とは大きく差が出てしまう事があるのだと今回知る事ができました。
情報の熱量とは、情報と自分との距離によって決まるもので、その情報が自分に与えるエネルギーみたいなもの。自分が、その情報を身近に感じれば感じるほど熱量は大きくなると言ったイメージです。
日本の中で何か大きなことが起こりやすい東京で仕事をすることで、その大きなことの渦中、そうでなくとも近くにそれを感じる可能性が高くなる。故に、熱量を持った情報に触れる機会は多くなる。自分とは関係ない遠くでの出来事としてその情報を捉えるのか、少しでも自分ごととして捉えるかによって、その人にとってのその情報の意味というのは、大きく変わってくるとのこと。
情報を身近に感じる機会が東京の方が多いと言うだけなのですけどね。日本のビジネスの本流であるところの東京には、住まなくてもつながりは持っていた方がいいと言う話でした。納得できる良い話が聞けて、今回は満足です。